リウマチとは?
関節が炎症を起こし、軟骨や骨が破壊されて関節の機能が損なわれ、放っておくと関節が変形してしまう病気です。
腫れや激しい痛み、関節を動かさなくても痛みが生じる、手足の関節で起こりやすく、左右の関節で同時に症状が生じやすいことが特徴です。
その他に、「発熱や疲れやすい」「食欲がない」など全身症状が生じ、関節の炎症が肺や血管など全身に広がることもあります。
このような症状ありませんか?
- 朝のこわばり
- 関節の痛みや腫れ
- 微熱
- 倦怠期
- 食欲不振
リウマチの原因
女性がかかりやすく、30~50代で多く発症します。
リウマチの原因はまだはっきりと解明されていませんが、免疫の異常によるものと考えられています。
遺伝的な要因があるのは確かですが、細菌やウイルスの感染、過労やストレス、喫煙、出産やけがなどをきっかけに発症することもあり、感染症や喫煙などの環境要因が発症に関する要因の大部分です。
リウマチの検査
- 血液検査
リウマチの炎症の度合いをみます。 - 尿検査
リウマチが続くと腎臓機能が低下し、尿にたんぱく質が出る場合があります。 - X線検査
骨が欠けたり、関節の隙間が狭くなっていないかどうかを確認し、リウマチの進行度を調べます。 - 超音波検査(エコー検査)
関節の炎症度を調べます。レントゲンではわかりづらい細かな骨表面の変化がわかります。 - CTやMRI検査(外部)
関節や骨の状態を見て、炎症や症状の強さなどを確認し、進行度を評価します。
※当院ではCT、MRI検査を行なっていないため、必要であれば他院をご紹介させていただきます。
治療方法
症状や進行度によって、「薬物療法」「リハビリテーション」「手術療法」などが行われます。
薬物療法
関節の腫れや痛みを抑え、関節破壊の進行を抑制します
リハビリテーション
関節の動く範囲を広げ血液の流れを良くし筋肉のこわばりをとるための運動療法や、患部を温めて痛みやこわばりを和らげる温熱療法などを行います。
手術療法
増殖した関節の滑膜を取り除く滑膜切除術、破壊された関節を人工関節に置き換える機能再建術など症状によってさまざまな手術療法があります。(※手術の場合は連携の病院をご紹介します。)